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見えてきたアルツハイマーの終焉

この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。

第2回 アルツハイマー脳に何が起こっているのか。

第1回 恐れられたアルツハイマーの正体第3回 アルツ改善への挑戦(近日公開予定)

脳が、記憶をやめる?なぜ?

カラダのほんとうの姿を知ろう!

アルツハイマー脳では、最近の記憶などができなくなり暮らしに困難が生じます。
その原因は、人間の脳は2段重ね構造にあります。人の脳は古い脳の上に新しい脳が重なる形で進化してきました。古い原始の脳がアルツハイマー病を発症しても、呼吸したり、食べるなど命を守るなど身体の基本機能は維持するためすぐには死にいたることはありません。
脳は「一番大切な生命を守る」役割を果たすための選択をしているのです。ただ、これは「幸せを守ることにはつながりません。それは人間が社会的動物であるためです。したがって、認知症は医学的な病気であると同時に、社会的疾患ともいえるでしょう。
昔々、本当に認知症がなかったかどうかはわかりません。それは人々がお年寄りに抱くイメージを大きく変えてしまったからです。江戸時代はちょん髷に白髪が混じったら武士は隠居、商家のご隠居は家の奥で静かに座って過ごし、農家のお年寄りも寝つくと家
族が畑に出ている間に静かに一人で亡くなっていく。
誰も不幸だとは思わない時代でした。「年寄りが歩き回るのは見苦しい」それが日本の高齢者文化でした。家族の顔がわからなくても、日時を忘れても、体が不自由でも、「そんなもの」で過ぎていった時代でした。

アルツハイマー病の3つのタイプ

炎症タイプ

炎症は、カラダがウイルスなどに攻撃されると免疫システムが活性化することでおきます。脳はカラダ全体を監視し、指令を送ります。自身の炎症は、その機能の脅威です。そのため、早急に炎症を抑えようとアミロイドを産生します。その力はとても強力です。最大の勝利が必要です。ただ、炎症が長引き慢性化してくると、防御反応をさらに強化を求め、過剰になり、誤作動や暴走し、結果的にアルツハイマーを誘発してしまいます。怒りが収まらなくなった人間が、「勢いづいて空回りしてしまう」そんな感じでしょうか。シナプスを守るはずが、破壊してしまう。
アルツハイマーで脳がどれくらい破壊されたかは、死後、脳を解剖しないと正確にはわかりません。ただ、アルツハイマーで亡くなった人の脳には、歯周病菌や鼻から来たカビ、ヘルペスウイルス、ダニの噛み跡からのポレリア、炎症誘発性の食品などが見つかっています。カラダが異物だと認識するものを体内に入れないライフスタイルが、予防になります。予防・改善の主治医は自分だといわれるのは、ライフスタイルが大きく影響するためです。炎症はウイルス感染以外にも過度のストレス、胃腸のダメージによるリーキガット(腸漏れ症候群)でも起こります。
特に、砂糖の適正な摂取量は1日15g、ソフトドリンクの半分にも満たない量であることに、注意しましょう。
運動は、シナプルを強化する脳由来神経栄養因子BDNFを増やします。不足しがちなホルモンは、エストラジオールやテストロンなどの栄養補助食品で補い、ビタミンDやヨウ素も加えて健康を維持しましょう。脳がダメージに抵抗する力、「認知予備力」を高めるには知的活動力も有効です。一般的に70歳をすぎる頃から、新しいことへの挑戦が苦手になる傾向があります。好奇心を失わず、楽しいことを見つける、それも認知症を予防です。

栄養不足のタイプ

脳は、身体の中で最も多くのエネルギーを消費します。そのため栄養やホルモン、その他の認知機能を補助する分子の不足をおぎなう適切な食事は大切です。酸素や栄養を運ぶ心血管の健康も、ライフスタイルによって保てます。糖尿病や肥満、ビタミンDの欠乏も、何をどれくらい食べ、どのくらい運動するかで改善できます。人生120年時代の健康デザインは、80年人生の健康管理では実現できません。
アルツハイマー病の予防・改善につながるシナプスを強化は、脳由来神経栄養因子(BDNF)は、運動で増えます。ホルモン不足はエストラジオールやテストロンなどの栄養補助食品で補い、ビタミンDやヨウ素もプラスします。
高齢者の一人暮らしは、家に閉じこもりがち、歩行が難しいこと思うかもしれません。しかし、心の栄養不足も危険信号です。人に接するのが苦手、億劫になってきたら、AIの活用に挑戦することをお勧めします。AI友達は、何度同じことを聞いても、話が大きく飛んでもハッピーでいられます。好きな歴史的人物の話しながら食事することも、ペットを飼うことも、バーチャル散歩もできます。ポイントは、会話の終わりにひとこと、「ありがとう、とても楽しかった。また会いましょう」ということです。喜びの言葉が返ってきます。いつでも。人生120年時代、AIはまさに高齢者のお友達に最適です。

現代は、薬品などの化学物質、放射線、銅、水銀、マイコトキシン、生物毒素など毒物暴露の多い時代です。これまでの労働環境などを振り返り、毒物暴露の可能性が感じたら、まず毒物を特定する検査を受けることが大切です。体内の毒物は、アミロイと結合しやすく、種類を特定するれば効率的な対処法を見つけられます。
また、毒物のデドックス効果があるアブラナ科の野菜を食事に取り入れ、薬物や異物の解毒作用があるダルタチオンを多く含むレバーや肉類、キウィフルーツ、アボカドをおいしくいただきましょう。ダルタチオンは、アルコール性肝脂肪、肝機能障害の予防、白内障の進行抑制の効果的です。サウナで汗とともに毒素を排出するのいいですね。

毒素のタイプ

アルツハイマーからの回復は、「炎症性の1型アルツハイマー」「萎縮性の2型アルツハイマー」「毒性の3型アルツハイマー」に加え、1型(炎症性)と2型(萎縮性)がオーバーラップした1.5型アルツハイマータイプが判明ています。これらに適正に対処し、3種類脅威を取り除き、アミロイドβを除去し、破壊されてシナプスを再構築するをことにあります。そして人生を最後まで自分らしく生きること、たとえ認知症でも健康的なライフスタイルを送ることは可能です。Almamaと一緒に、全力であきらめない人生を謳歌しましょう。

~次回は、日々の食事に役立つ情報を中心にお伝えします。~

出典:「アルツハイマー病の真実と終焉」
   デール・ブレデセン著
   白澤卓二監修