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認知症予防に効果 ナッツ・赤ワイン・サンマ

この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。

毎日30gで認知症予防

英国バイオバンクコホートのデーター分析から、「ナッツと認知症リスク」についての関連性がGeroScience誌オンライン版(2024年9月30日号)に報告されました。

調査は2007年から2012年と、2013年から2023年(追跡調査)の2回にわたって、ナッツの摂取と全原因性認知症 (アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、または血管性認知症)のリスク分析調査としておこなわれました。
調査対象は、平均年齢56.5歳~64.2歳の人50,386人で、その内49.2%が女性でした。
毎日のナッツを摂取しない人と、毎日のナッツ摂取(1〜3握りほど)した人を、平均7.1年の追跡調査した比較です。
その結果、ナッツを摂取する人は、全原因認知症のリスクが12%低下することわかりました。
1日に30 g のナッツの摂取は、認知症の予防に効果がある可能性があると考えられます。

赤ワインの抗酸化力注目

フランスで赤ワインといえば、有名なのがボルドー地方です。
ボルドー地方の料理は、動物性脂肪が多いのですが、住民には冠状動脈疾患や認知症の発症が少ないことが分かっています。その要因と考えられているのが、同地域でのワインの消費量の多さです。
特に、抗酸化物質ポリフェノールの含有量が多い赤ワイン消費量と、関係する可能性が高いと指摘されています。
そのことから、赤ワインには認知症のリスクを下がる効果があると考えられています。

ただし、アルコールは少しの摂取でも、健康にはプラスではないことが多くの研究で判明しています。普段からワインとともに食事をする習慣のない日本人に、同じような認知症予防の効果があるかどうかは、まだ分かりません。
最近では、お寿司にワインも好まれるようですが、控えめな摂取を心がけるほうがいいようです。

脳の60%は脂肪
オメガ3不飽和脂肪酸

脳の60%は脂肪です。
そのため、脂肪酸は脳を機能させる最重要物質です。体内ではつくれない必須脂肪酸は、食事から摂取しなければなりません。
健康を維持ためには、オメガ6不飽和脂肪酸のリノール酸、オメガ3不飽和脂肪酸のα-リノレン酸の摂取がおすすめです。これらは脳の神経細胞膜の重要成分であり、神経伝達物質を合成し、細胞膜の流動性の維持にも役立ちます。
脳の成長が終了する5、6歳頃までに、オメガ3不飽和脂肪酸を摂取するのは脳の発達に有効です。
アルツハイマー病で影響を受ける海馬、大脳皮質、小脳にも必須脂肪酸の不足があると、症状が悪くなることが報告されています。
秋いおいしくなるサンマには、必須脂肪酸のDHAやEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。また、サバ、マグロなど青魚も体に良く、植物油のシソ油、エゴマ油もおすすめです。