認知症を予防できる未来へ

お問合せ

無料ニュースレター登録

明日からできる老化予防
        5つのルール

この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。

老化って、なに?

「老化? ずっと先でいい」とみんなが思う。しかし、例えば肺活量は30歳を100%とすると、90歳で60%、腎機能は50%、心機能は70%に落ちると言われています。
このように老化はすべての臓器が緩やかに機能低下していくことではじまりますが、すべての臓器が同じスピードで機能低下が進むわけではありません。
老化のメカニズムは日進月歩で解明されています。近いうちに「最近、老化傾向が・・・」、「まぁ、病気なのね、ちょっと早いわね」という会話がまずらしくない時代がくるでしょう。
老化に見られる「個人差」は、なぜおきるのか。「若さ」には、肉体的な変化と精神的な変化、その両面からの影響が見られます。これまではこれらの影響は、「生まれた時から寿命は決まっている」からと考えられてきました。それは細胞が一定回数分裂をすると、分裂を止めてしまうからです。細胞は分裂の繰り返すと遺伝子の末端にある「テロメア」と呼ばれる塩基が短くなります。それを感知した細胞は分裂をやめてしまうのです。この「テロメア」は、DNAの分解や修復から染色体を保護する役割を担っています。

1.老化を遅らせる筋力を保つ

地球で暮らす私たちは常に重力の影響を受け、カラダは抗重力筋を発達させてきました。その筋力を保つことは老化を遅らせるために大切なことだといわれています。それでは筋力を保つ秘訣は何でしょう。その一つは、長時間同じ姿で過ごさないことです。例えばテレビを見ながらでも、ちょっと姿勢を変えると老化を防げます。カラダは、筋肉と骨のバランスを取って姿勢を保っています。脳は、そのバランスを耳の中にある耳石で感知します。耳石は、三半規管にたくさん毛の生えた細胞の上に乗っています。耳石は三半規管の根元にあり、大きさは0.3㎜程の炭酸カルシュウムです。この耳石の動きで、脳はカラダのバランスを感知します。体や頭が動くと、耳石も動き、その刺激は自律神経に伝わっていきます。
すなわち、「長時間同じ姿をとってないよ。動くからバランスを取らなくては」と脳に伝えるのです。そのためには、意識して30分ごとに「少し姿勢を変える」「軽く頭を動かす」と効果的に老化予防ができます。

2.高齢者に有効な運動、縄跳び

高齢者の活量増加には、有酸素運動より瞬発力を高める縄跳びが適しています。縄跳びは小さなスペースでできる運動で、両足や腕、体幹など多くの部分が連動して動きます。バランスを保ちながら、リズムに合わせて飛ぶことは、脳が足や上半身、腕の回転を同時にコントロールする必要がため短時間で効率的な刺激を与えることにができます。呼吸のリズムと体の動きを合わせることも必要です。これらは、脳の複数の領域を同時に動かることにつながり、協調性が生まれます。
足首や足の筋肉を強化、着地時のクッション力も高める効果があります。また、短時間で大きなカロリーを消費できるので、毎日の運動習慣に取り組む負担感も少なく、続けやすい有酸素運動と言えます。足を使ったジャンプ運動の代表格で、骨密度の向上につながる可能性もあります。


3.カロリー制限

近年、脂肪細胞や脂肪組織が、寿命制御に関係する可能性が研究で分かっています。カロリー制限の効果の検証から、適切なカロリー制限はミトコンドリアの活性化を促し、代謝物質の生産を高めます。そして、それは長寿遺伝子を活性化すると考えられています。
但し、高齢者の体重減少は、栄養不良との関連もけいしできませんので、カロリー制限により体重減少が続く場合は、要注意です。特に食欲減退や疲れやすさを感じるときは、専門家にアドバイスを求めることが必要だということも忘れずにおきましょう。

4.若見えの秘けつ
             自己肯定感を高める。

同じ年齢なのに、「若く見える人」がいます。その人たちに共通する暮らしぶりの秘けつを探ってみました。誰でも60代を過ぎると、ライフスタイルが大きく変わり家族構成、職場環境、大切な人や同世代の知り合いの死、友人の大病など、人生の黄昏を感じさせるできごと増えます。なんとなく、「自分の年」を意識する出来事に出会い、寂しさを感じることも増えてきます。それは誰にでも起っていることなのに、同年齢でも「若く見える人達」がいるのはどうしてだろうと思うことはありませんか。その「若く見える」人達に共通するのは、「私はこのままでいい」という自己肯定感の高さだと言われています。そして自分の若見え対策には、「シワ」対策が効果的だといわれています。

5.好奇心と他人ために流す「涙」

好奇心が強く、多趣味で外出好き。それは「若さ」を守る最適な武器です。「年だから」と諦めるところはあきらめて、自分なりのおしゃれをする。失敗は長く引きずらずない。悲しみや落ち込む気持ちを長く引きずることは、脳細胞の死滅を加速させます。しかし、「悲しみや失敗」を忘れるのはなかなか厄介なことでもあります。忘れることが難しいからこそ、意識的に「さっさと捨てる」。ここは、断捨離一択です。
旬の野菜や果物、好きな食材を楽しみましょう。ちょっとしたうれしいことに、わざとでも感動し、笑いましょう。脳は騙されやすい臓器でもあります。笑顔をつくることは、楽しいことが続いていると受け取ります。
そして、他人のために「涙を流す」しましょう。自己肯定感も若返り感を強めますが、他人への共感力も孤独感をやわらげます。この共感力の深さは、経験の深さによって生まれるものでもあります。圧倒的に若者を凌駕する力なのです。
精神的な「主観的幸福」は、ストレスを下げ、動脈硬化のリスクも下げてくれます。ゆっくりとした「主観的幸福感」は、睡眠にもいい影響をもたらします。人肌のちょっぴりの長湯と6時間以上の睡眠で、脳の中の老廃物を流すと記憶力の維持機能にも良い効果が生まれます。