御注意!
この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。
昔から「食欲の秋」という言葉があります。気温が下がり、体は体温を維持するために夏よりおおくエネルギーを必要とするため自然と食欲が増すのが“秋”です。
また、涼しくなって「運動しやすくなる」「散歩を始める」など運動量が増え、食事量を増やすことも体重の変化の原因になることもあします。
しかし、急激な体重の増加が見られるときは、実は体の中で起きている病気のサインである可能性もあります。
急な体重増加
「食欲の秋」と言っても、短期間の体重増加には注意が必要です。単なる食べすぎではなく、ホルモンバランスの乱れや代謝の低下が関わっていることもあります。
特に中高年の場合は、甲状腺機能低下症が隠れていることがあります。
甲状腺機能低下症は、体のエネルギーを作り出す甲状腺ホルモンが不足し、代謝が落ちてしまうことが発祥の要因になります。
食事量は変わらないのに、体がむくみやすくなり、体重が増えてしまっている。
また、心臓や腎臓の機能低下によって体内に水分が溜まり、むくみが原因で体重が増える場合もあります。
足のむくみや息切れ、疲れやすさなどを感じたら、注意が必要です。
“過ごしやすくなる秋”ですが、高齢なるとその季節の変化がストレスとなることもあります。食欲をコントロールする自律神経の働きが乱れ、過食に走ってしまうケースもあります。
ストレスが続いないか、心身のバランスは整えっているか、季節の変化に心身の疲れを感じないか、暑い夏を越してきた自分の体に優しさを向けてみることも、健康長寿の秘訣です。
体重減少のリスク
逆に、“体重が減っている”というのも、大切な身体からのサインです。
急激な体重減少の代表的な原因になるのは、糖尿病や甲状腺機能亢進症(こうしんしょう)です。
糖尿病では血糖値が高い状態が続き、エネルギーがうまく使えず、筋肉や脂肪を分解してエネルギーに変えてしまうため、“食べている”のに痩せてしまうことがあります。
甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され代謝が活発になりすぎて体重が減少していくこともあります。
そのほかにも、胃腸障害や肝臓病、がんなども体重減少が見られることがあります。「食欲がない」「疲れやすい」「微熱が続く」など、“季節の変わり目の不調”と軽視せず、早めの受診も大切なことと考えましょう。