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不老の夢は叶う?

この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。

老化は治癒の対象?

今、人工知能(AI)やビッグデータを駆使して加速する生命科学は、細胞の初期化、人体の無数の分子について役割や関係性を解明し続けています。遺伝子や細胞の信号伝達経路、生化学的な信号の制御プログラムまで、操作することを可能する挑戦は、近い将来、老化は「治癒」できると考える研究者も増えています

動き出す不老不死

加齢による身体機能の低下は、分裂しなくなった古い細胞によってもたらされます。老化した細胞は、炎症性物質を放出して周囲の細胞に悪影響を及ぼし、アルツハイマー病をなどさまざまな疾病を誘発します。
さらに、老化した細胞は糖を分解する酵素の1種であるSA-β-ガラクトシダーゼを過剰に出し、老化を促進します。
このSA-β-ガラクトシダーゼは、医療研究の現場では老化度のチェックにも利用されています。
では、本当に「老化細胞を取り除く」ことはできるのでしょうか。それは若返りにつながるのでしょうか。

老化細胞は、もう細胞分裂ができなくなった細胞です。本来は、自ら死を選ぶ機能―アポーシスが備わっています。
死を選んだ壊細胞は、免疫細胞に食べられ、体内から消えていくことで体の新生は守られます。
加齢はその機能が低下させ、体内に残った壊れた細胞の蓄積は老化を促進します。周辺の細胞にも影響しゾンビのように老化を広げ、加速させます。
この老化細胞の除去を目的に開発されてのが、「セノリティクス」です。
「セノリティクス」とは、老化細胞だけを選択的に除去する化合物群です。現在、ケルセチン、ダサチニブ、フィセチンなど様々なセノリティクスが開発され、それらを含むサプリも増え、抗老化治療の切り札の1つとしても注目されています。
ただし、現在は「セノリティクス」の十分な効果、長期的な摂取に関する安全性は研究段階です。
「セノリティクス」はブロッコリー、玉ねぎ、いちごなどに含まれています。まず食生活から、取り入れましょう。