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フレィルを避ける高齢者の

食事の取り方

この記事はAlmama編集部平山久仁子が執筆しました。

1日3食 効果的な栄養補給

韓国国立保健研究院のHan Byul Jang氏らの研究グループが、Nutrients誌2026年2月22日号に高齢者の病気とフレィルを避ける食事の取り方に関する報告が掲載された。
同氏は韓国国民健康栄養調査(KNHANES)2016~18年データを解析し、時間栄養学(chrono-nutrition)の観点から、食事タイミングの重要性を検証。夕食にエネルギー摂取が偏る高齢者、朝と晩にエネルギー摂取する高齢者は、朝・昼・晩で均等にエネルギーを摂取する高齢者と比べ、フレイルの有病率が高い可能性を指摘。
高齢者の健康維持には、朝食や昼食の欠食を避け、朝・昼・晩の平均的な栄養摂取に向けた食習慣を改善、維持が効果的だ。

3食、平均的にしっかり栄養を摂るには?

加齢とともに食欲や噛む力は低下しやすく、男性:1,850〜2,500kcal、女性:1,500〜2,000kcal目安に無理なく必要な栄養取るには、東京都健康長寿医療センターが推奨する10の食品群(魚、油、肉、乳製品、野菜、海藻、芋、卵、果物、大豆製品)を意識した献立が理想です。
そのためには、例えば食欲がない時は調理が簡単で、一つの料理に肉・野菜・炭水化物を詰め込む鍋焼きうどん、中華丼、具だくさんの汁物などがおすすめです。
また、調理を面倒だと感じるときは、冷凍野菜、缶詰、レトルト食品、宅配弁当などを賢く利用するのもおすすめです。
ちょっとおかずが少ない、一度にたくさん食べられない時などは、おやつで補うのもいいでしょう。果物、牛乳などをちょっと足だけでも、不足しがちなタンパク質やカルシウムを補えます。

例えば、こんな献立はどうでしょう?

献立1 【朝食はいつもパン】いつもの習慣を守る

朝はパンという習慣の方も多いものです。その場合、昼食には小麦を諸食にしないような
工夫を。日本人の腸は、小麦の消化に強くないことも覚えておきましょう。

朝食 パン、目玉焼き、温野菜、バナナヨーグルト
昼食 魚の塩焼きと小鉢(和食中心)
夕食 柔らかく煮た肉料理(煮込みハンバーグなど)、豆腐の味噌汁

献立2【和食ベース】朝しっかり・夜消化良く

朝にしっかり栄養を詰め込み、夜は胃腸に負担をかけない構成です。

朝食:ごはん、納豆(大豆)、しらす入り卵焼き(卵・魚)、
具だくさん味噌汁(野菜)、バナナ(果物)
昼食:鮭のムニエル(魚・油)、ポテトサラダ(芋)、ほうれん草のお浸し
夕食:豆腐のそぼろあんかけ(大豆・肉)、煮込みカボチャ、
おかゆ(または柔らかいご飯)

献立3【一品完結型】手軽に多品目

調理の手間を減らしつつ、一皿で多くの食材を摂れる構成です。

朝食:目玉焼き(卵)、ミニトマト、キウイ
昼食:五目そば(肉、かまぼこ、ネギ、わかめ、天かす、卵を煮込む)
夕食:煮込みハンバーグ(肉)、マッシュポテト(芋)、温野菜(ブロッコリー・人参)

献立4【魚と肉のバランス】活動的な日

お肉もしっかり食べて、筋肉の維持を意識した構成です。

朝食:具たくさんの味噌汁、しらす入り卵焼き、リンゴとレタスのサラダ
昼食:サバの味噌煮缶(魚・時短)、冷奴、海藻サラダ
夕食:鶏肉と根菜の煮物(肉・野菜)、茶碗蒸し(卵)、ほうれん草のごま和え

認知症予防と健やか人生ガイド Almama(アルママ)